結婚適齢期はいつ？初婚平均年齢のデータを男女別・都道府県別・職業別で総まとめ

結婚を意識するようになると気になるのが結婚適齢期です。
現代は女性の社会進出が進み、結婚平均年齢は高くなっていると言われていますが、実際はどれくらいの年齢で結婚するのでしょうか。
厚生労働省の統計を元に結婚平均年齢の推移をご紹介します。

結婚平均年齢は、

• 男性31.1歳
• 女性29.4歳

です。
男性のほうがやや高いですね。
しかし、1.7歳差なのでそれほど大きな差はありません。
男女ともに30歳近くで結婚するのが平均だと分かります。

次項では過去のデータを元に、時代ごとの結婚平均年齢をご紹介します。

データによると、時代ごとに結婚平均年齢が変わっていることがわかります。
昔と現代では社会状況や生活環境が異なるので、結婚平均年齢にも影響を与えていました。

明治時代、大正時代、昭和時代、平成時代の結婚平均年齢をご紹介します。

	男性	女性
明治	26.9歳	22.9歳
大正	27.2歳	23歳
昭和	27.4歳	24.2歳
平成	28.6歳	26.5歳

男女ともに昭和から平成にかけて、平均年齢が大きく上がりました。
特に女性は2.3歳上がっているので、女性を取り巻く環境が変わったと言えます。

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結婚平均年齢は住んでいる地域によって異なります。
仕事の関係や地域性などさまざまな要因が関係してきます。
都道府県ごとの結婚平均年齢をご紹介しますよ。

	男性	女性
北海道	30.4歳	28.4歳
青森	29.8歳	28.1歳
岩手	30歳	28.1歳
宮城	30.2歳	28.3歳
秋田	30歳	28.2歳
山形	29.9歳	28歳
福島	29.4歳	27.5歳
茨城	30.2歳	28.2歳
栃木	30.2歳	28.3歳
群馬	30.2歳	28.3歳
埼玉	30.8歳	28.9歳
千葉	30.8歳	28.8歳
東京	31.6歳	29.7歳
神奈川	31.1歳	29.2歳
新潟	30.3歳	28.4歳
富山	30.3歳	28.4歳
石川	30.1歳	28.3歳
福井	30歳	28.2歳
山梨	30.8歳	28.7歳
長野	30.7歳	28.8歳
岐阜	30.1歳	28.1歳
静岡	30.2歳	28.2歳
愛知	30.2歳	28.3歳
三重	29.8歳	28.1歳
滋賀	29.9歳	28.1歳
京都	30.6歳	28.9歳
大阪	30.4歳	28.8歳
兵庫	30.2歳	28.6歳
奈良	30.2歳	28.7歳
和歌山	29.7歳	28.1歳
鳥取	29.7歳	28歳
島根	29.8歳	28.1歳
岡山	29.6歳	28歳
広島	29.8歳	28.2歳
山口	29.6歳	27.9歳
徳島	29.8歳	28.2歳
香川	29.6歳	28歳
愛媛	29.4歳	27.9歳
高知	30.2歳	28.5歳
福岡	29.9歳	28.5歳
佐賀	29.6歳	28歳
長崎	29.5歳	28.1歳
熊本	29.4歳	28歳
大分	29.8歳	28.3歳
宮崎	29.3歳	27.9歳
鹿児島	29.5歳	28.1歳
沖縄	29.8歳	28.3歳

※上記は平成21年のデータ（厚生労働省より）

全体的に大きな差はありませんが、田舎や地方の平均年齢は結婚する時期が早いことがわかります。

いくつかピックアップしてみると下記の通りになりました。

• 東京　男性31.6歳　女性29.7歳
• 大阪　男性30.4歳　女性28.8歳
• 愛知　男性30.2歳　女性28.3歳
• 福岡　男性29.9歳　女性28.5歳
• 沖縄　男性29.8歳　女性28.3歳

東京や人口の多い地域に比べ、地方は結婚平均年齢が早いです。
最も平均年齢が若い地域は、男性は宮崎県29.3歳、女性は福島県27.5歳で、どちらも田舎であることが共通しています。

田舎の場合、両親や親戚が近くに住んでいるため、周囲の協力や結婚を勧められる機会が多いことが考えられます。
また家族と過ごす時間が長い傾向にあるので「早く家庭を持ちたい」という気持ちになるのも自然と言えますね。

一方で都会の場合、出会いの機会が豊富にあるため、結婚したくなったときに婚活すればいいと考える男女が多いことが推察できます。

仕事のキャリアを積みたいと考えるなら、結婚があと回しになってしまうのも無理はありません。

婚活の平均的な期間も参考になるでしょう。

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結婚平均年齢は職業によっても異なります。
職業ごとの結婚平均年齢をご覧ください。

職業	男性	女性
専門・技術職	29.1歳	27.6歳
管理職	33.5歳	30.4歳
事務職	29.7歳	27.7歳
販売職	28.9歳	26.9歳
サービス職	28歳	26.4歳
保安職	27.9歳	26.3歳
農林魚業職	29.7歳	27.4歳
運輸・通信職	28.7歳	27.3歳
生産工程・労務職	27.8歳	26.2歳
無職	26.6歳	26.5歳

男女ともに共通して言えるのは管理職の平均年齢が高いことです。
管理職は経営者など会社を支える重要な役割を担っているため、どうしても仕事が忙しくなりがち。
プライベートよりも仕事を重視せざるえないので、どうしても結婚が遅めになってしまうのです。

男性の場合、保安職もしくは労務職になると結婚平均年齢が低くなります。
保安職は「消防士」や「警察官」を指し、労務職は「教員」「公務員」「商社マン」を指します。

保安職も労務職も多忙ですが、比較的安定した休みを取りやすい職業。
プライベートの時間を確保できるので、婚活をしたり恋愛をする時間はあります。

消防士や警察官は人々の安全を守る仕事。
万が一の場合、命を落とす可能性もあるため、なるべく早く結婚して家庭を築きたいと考える人が多くいます。

女性からモテる男性の職業も参考にしてください。

女性の場合、「保安職」「サービス職」の結婚平均年齢が低いです。
保安職は男性と同様にリスクの高い職業なので、早めに結婚して家庭を築きたいと考える人が多くいます。
またサービス職の場合は、休みが取りやすく復帰もしやすいため結婚が早まる傾向が高いですよ。

一方で、

• 医者や女医
• 看護師
• 保育士

などの専門的な職業は仕事が多忙になりやすく、結婚平均年齢は高くなる傾向に。

男性から人気の女性の職業も是非参考にしてください。

仕事の忙しさだけではなく、周りの環境も要因の1つです。
異性が少なかったり、出会いが限られていたりするとどうしても結婚が遅くなってしまうでしょう。

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では世界に目を向けてみると、結婚平均年齢はどう変わるのでしょうか。
下記は海外のデータを元にした世界各国別の結婚平均年齢です。

	男性	女性
スウェーデン	36.6歳	33.8歳
スペイン	35.4歳	33.2歳
イタリア	35歳	32.2歳
ノルウェー	35歳	32.3歳
デンマーク	34.8歳	32.4歳
フランス	34.4歳	32.2歳
オーストラリア	30.4歳	28.8歳
ドイツ	34歳	31.2歳
韓国	32.9歳	30.24歳
日本	31.1歳	29.4歳

世界の中でも最も結婚平均年齢が高いのはスウェーデンです。
スウェーデンの場合、女性も男性と同じように仕事をしており養ってもらうという概念があまりありません。
また事実婚が浸透していることもあり、結婚の形にとらわれていないことから結婚平均年齢が高くなると言えます。

日本は世界の中でも比較的結婚平均年齢が高く、日本の数字に近いのがカナダです。

逆に結婚平均年齢は低いのは、

• タイ
• ロシア
• ブラジル
• 中国
• フィリピン
• ベトナム

で、台湾は近年晩婚化が進んでいます。

日本でも年々晩婚化が進んでいますが、それは外国も同様で、特に先進国では近年晩婚化が進んでいます。

晩婚化の理由は、

• 女性の社会進出
• 結婚をしなければならないという風潮の減少

が理由です。
昔に比べると現代は、仕事や娯楽の増加により価値観が多様化するようになりました。
子どもを持たずとも楽しく生きられると思う人が多くなったことも影響している事が考えられます。

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日本と世界の結婚平均年齢から、適齢期は30歳前後であることが分かりました。
しかし30歳前後はあくまで目安なので、必ずしも正解ではありません。

結婚はその時のタイミングや状況によるので、たとえ30歳前後を過ぎたとしても焦る必要はないです。

男女問わず「いつ結婚すればいいか迷ってしまう」という人も多いでしょう。
もし自身の結婚について悩む場合は、占いや診断を参考にしてみるのもおすすめですよ。

ただあくまで占いや診断による結果です。
あまり過信しすぎないようにしましょう。

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結婚適齢期は30歳前後が平均ですが、では適齢期よりも早く結婚するメリットとはなんでしょうか。
早く結婚するメリットをご紹介するので、結婚について悩んでいる方はぜひ参考にしてくださいね。

35歳以上の出産になると高年初産婦となります。
出産は年を重ねるごとに、

• 流産
• 難産、
• ダウン症などの先天異常
• 妊娠高血圧症候群

などのリスクが高くなります。
そのため子どもを望む場合は、なるべく早く結婚して産んだほうがリスクを下げられます。
また、体力があるうちに出産すれば、子育てに余裕を持てますよ。

早めに子どもを産んでおけば、比較的若いうちに社会復帰ができます。
仕事内容や会社のシステムにもよりますが、若いほうが復職は有利です。

子どもを産んだ後に社会復帰したいと思うなら、早めに結婚したほうが今後がスムーズに進むでしょう。

出産が早ければ、その分子育ても早く終わります。
子どもが成人すれば、自分の時間を多く確保できるので40代以降の第2の人生を充実させることが可能です。

これまで子育てに充てていた時間を確保できるので、仕事はもちろんプライベートや趣味など自分の好きなことに人生を費やるでしょう。

結婚して夫婦として家庭を築けば、独身のときよりも社会的信用度は高いです。

• 資産形成
• 住宅購入の審査やローン組

が有利に進みやすくなります。

結婚してマイホームが欲しいなどの目標があれば、早めに結婚するほうがおすすめです。

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上記では早く結婚するメリットを挙げましたが、一方で遅く結婚するメリットもあります。
早く結婚するメリットだけではなく、遅く結婚するメリットも知っておけば、結婚に関する考え方が変わるかもしれません。

独身の期間ば長ければ、自分のことを中心に考えられるので1人の時間を存分に楽しめます。
仕事を頑張りキャリアアップを目指したり、趣味やプライベートの時間を多く確保することできるでしょう。

子育てや家事に追われず自分のやりたいことを思いっきりやって、人生を一層楽しむこと可能です。

結婚生活を送る上でお金は必要不可欠です。
結婚が遅い夫婦の場合、ある程度貯金がある状態で結婚生活が始まるため、経済的な余裕があります。
もし貯金が少なかったり、経済的に余裕がないと生活が厳しくなってしまい、ストレスや喧嘩の原因に繋がる可能性が高いですよ。

晩婚であれば、お金がある状態で結婚生活をスタートさせられるので、余裕のある生活を送れますよ。

結婚が早ければその分若いため、お互い精神的に未熟である可能性があります。
精神的に未熟な部分があると、ちょっとした喧嘩や揉め事が起こりやすくなってしまいますよね。

しかし、ある程度年齢を重ねれば、精神的に自立してくるのでちょっとした事があっても揉め事にはなりにくいです。

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結婚適齢期と初婚平均年齢についてご紹介しました。
最後に本記事でご紹介した内容を振り返ってみましょう。

• 全国の結婚の平均年齢は、男性31.1歳、女性29.4歳。
• 結婚適齢期は30歳前後
• 都道府県別の結婚平均年齢は、都会は高く、田舎や地方は低い。
• 職業別の結婚平均年齢は、男女ともに管理職は高く、男性は保安職や労務職、女性は保安職とサービス職は低い。
• 先進国では晩婚化が進んでいる。
• 早婚のメリットは、出産リスクが低い、女性は復職しやすい、早い段階で第2の人生を楽しめる、社会的な信用度が高い。
• 遅婚のメリットは、1人の時間を楽しめる、経済的な余裕がある、お互い自立している。

結婚適齢期は30歳前後ですが、あまり年齢に囚われず目安程度にしておきましょう。
結婚はタイミングやその時の状況も大切です。
自身が納得できるタイミングで結婚することが大事ですよ。

公開日： 2023-09-19

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