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【結論】マッチングアプリ(ネット婚活)にも危険性はある
恋活・婚活に欠かせないツールがマッチングアプリです。
手軽に出会いが見つかるということで、ユーザー数がどんどん増えています。
もちろん運営の監視が徹底しているので、安心して利用が可能です。
ただ実際は、マッチングアプリがきっかけで事件が起こっています。
ネット上で知り合うわけなので、不安を感じるのも無理はありません。
「マッチングアプリは危険なのでは?」という口コミも見られます。
マッチングアプリを利用する際は、どんなトラブルがあるのか、どうしたら防ぐことができるのかを知っておくことが大切です!
本記事では、マッチングアプリで起きた事件を紹介しつつ、安全に使うためのポイントを解説します。
⇒マッチングアプリを選ぶ時の注意点を詳しく見る!
⇒安全なマッチングアプリの使い方をチェックする!
⇒安全な初デートのポイントはこちら!
マッチングアプリで実際に起きた事件・ニュース
マッチングアプリや婚活サイトがきっかけとなって起きてしまった事件をいくつかご紹介します。
【2013年2月】埼玉県強盗殺人事件(婚活サイト)
この事件で使われた婚活サイトの詳細については分かっていませんが、知り合った埼玉県行田市の男性を殺して現金などを奪った事件です。
42歳の女性と48歳の男性が共謀して、67歳の男性の首を包丁で切るなどして殺害し、約32,000円や指輪などを奪った容疑が発生しました。
女性容疑者は2006年に婚活サイトで被害者の男性と知り合い交際する一方、2009年には共謀した男性とも親密になります。
被害者男性から1千万円以上を借りていた女性容疑者は、「返済に困ってやった、お金は貴金属を買ったり、生活費に充てた」と供述し、2人とも容疑を認めています。
【2017年10月】出会い系サイト5,000万円サクラ詐欺事件
59歳の誕生日までに彼女が欲しい男性が、出会い系サイトでサクラの被害に遭った事件です。
男性は約5千万円もの大金をつぎ込んだのに、結局女性に会えないため相手はサクラだと考えます。
そしてサイト運営会社に対し、支払った金額分の賠償を求める訴訟を裁判所に起こしました。
裁判所は「実際に会えると誤信させてポイントを消費させるよう指示されていたサクラ」だと判断し、サイト側に支払い分の賠償を命じました。
【2018年2月】大阪民泊バラバラ殺人事件
これは27歳会社員の女性が、Tinder(ティンダー)で知り合った26歳のウクライナ人の男性に殺されてしまった事件です。
Tinder(ティンダー)で知り合った二人は午前0時に駅で落ち合った後大阪の民泊マンションへ向かい、そこで女性はウクライナ人の男性に殺されてしまいます。
殺人の動機ははっきりしていませんが、ウクライナ人は「日本人の女性と結婚するのが夢だった」と話をしていることから親日家だと思われ、突発的な犯行である可能性が高いと考えられています。
【2018年4月】リクルート社員性的暴行事件
この事件はリクルートの社員が、リクルートが運営するマッチングアプリ「ゼクシィ縁結び」「ゼクシィ恋結び」で知り合った女性に暴行を加えたというものです。
女性と飲みに行き酔わせた上で睡眠導入剤を与えて意識を朦朧とさせ、マンションに連れ込み乱暴を働いたと言います。
この男性は、複数の女性に同様の手口で犯行に及んでいたようです。
5月上旬、女性が警察に被害を申し出て犯行が発覚。柳沢容疑者は婚活アプリに実名で登録しており、複数の女性から同様の被害相談が警察に届いているという。
真剣に恋活・婚活をしている女性に対して、卑劣な犯行だと言えますね。
【2018年9月】婚活サイト20万円詐取事件(婚活サイト20万円搾取事件)
これは27歳の男性がマッチングアプリを使って、「出張に行くけど財布をなくした」と言い女性から20万円を騙し取ったという事件です。
男性はマッチングアプリのプロフィールを「デベロッパー」と嘘の職業を登録し、活動していたといいます。
またターゲットの女性を高級店に連れていき、紳士な男性を演じていたようです。
被害に遭った女性は十数人にも上ると見られ、現在も余罪を追及しています。
【2018年11月】茨城女子大生殺人事件
この事件は当時女子大生だった女性が、35歳無職の男性に殺されてしまったものです。
デイリー新潮の調査によると、女子大生と男性はパパ活で知り合ったといいます。
パパ活とは、食事やデートの対価として男性からお金をもらう交際のことです。
女子大生と男性はTinder(ティンダー)で知り合い、パパ活の交渉をする中で条件がうまく噛み合わなかったとされています。
女子大生が男性の写真を撮り「SNSで拡散する」と言ったところ、男性が逆上し犯行に及んだとのことです。
パパ活の事件について詳しく見るなら、下記の記事がおすすめです。
パパ活は違法・犯罪ではありませんが、リスクがつきものです。安全にパパ活しないと事...
【2019年2月】 ロマンス詐欺事件(婚活サイト635万円詐取事件)
これは、40代の女性会社員が34歳の男性に635万円を騙し取られた事件です。
二人は婚活サイトで出会い結婚を前提に交際していたそうですが、男性が「勤務先の会社が潰れそうだ、パイロットになるために学校へ行きたいが学費が払えない」と嘘をつき、635万円を女性に振り込ませたといいます。
男性には女性と結婚する意思はなく、借金返済するためにお金を手に入れる手段として詐欺目的で婚活サイトに登録したとのことです。
【2019年5月】婚活サイト100万円詐取事件
この事件は、40代の女性が婚活サイトで知り合った38歳の男性に100万円を騙し取られてしまったものです。
男性は会社経営者と偽り女性に近づいて交際を始めましたが、1ヶ月後「同棲したい、マンションも調べてある」などと言って、女性からマンション費用の100万円を騙し取ったそうです。
実際は男性は職業不詳で、マンションの契約していませんでした。
「お金が必要だった」ために犯行に及んだといいます。
【2020年1月】100人以上の女性をだました
これは、マッチングアプリを利用して女性を騙した男性が逮捕された事件です。
男性は資産家を語り、知り合った女性からカード類や現金を騙し取っていました。
「20代以降、約100人の女性からお金を騙し取った」と話していて、身分を偽ったりお金を倍にして返すと嘘をついていたようです。
偽名で借用書を作り、女性の預金などから合計1,000万円を引き出していたとのことです。
【2020年2月】経歴詐称・航空チケット54万円を騙し取る
東京都世田谷区の契約社員・志田淳容疑者(50歳)は、2020年2月に交際相手の女性(47歳)に国内線の航空チケット約54万円分を購入させて、だまし取った疑いが持たれました。
警視庁によると、志田容疑者は女性とマッチングアプリを通じて知り合い「自分は慶応大学卒業で、大手商社の部長をしている」などと嘘の説明をしていました。
他にも約20人の女性から650万円をだまし取ったとみられています。
【2020年3月】アプリでネットワークビジネスに勧誘した京都府教委職員ら再逮捕
ネットワークビジネス会員の男女が、マッチングアプリで知り合った女性を違法勧誘したとされる京都府の事件です。
京都府教育委員会主事の容疑者の男性(26歳)と女性(38歳)は、大手無店舗販売会社の会員。
傘下の会員を集めることで収入が増える仕組みで、男性は約1年半で52人を勧誘し約100万円、女性は約9年半で83人を勧誘し約500万円以上の収入がありました。
昨年2020年3月、男女2人は共謀しマッチングアプリで出会った京都市の女性(25歳)にエステに登録させる目的を隠して勧誘した疑いで逮捕されました。
【2020年6月】婚活アプリで知り合った女性にわいせつ行為
40代の女性が、婚活アプリで知り合った47歳の男性にわいせつな行為をされた事件です。
2人はお酒を飲む名目で会う約束をして、男性が睡眠導入剤を飲ませ抵抗できなくした後犯行を行いました。
男性は「今は思い出せません」と容疑を否認していますが、今回の女性の他にも被害報告を受けた女性が複数いるとのことです。
【2020年8月】婚活アプリで知り合った女性から330万円搾取
この事件は、33歳の男性が婚活アプリで知り合った女性から、現金330万円を騙し取ったとして逮捕されたものです。
「いったん貸して欲しい」「時計を購入したい」などの名目で複数回にわたって現金を騙し取っていて、この女性はさらに400万円搾取されたようです。
実際にはマンションを購入するためにお金を貯めていて、被害を受けた女性は約20人、被害額は4,000万円にものぼると言われています。
【2021年4月】42股男性による詐欺罪
42人の女性との同時交際をしていた39歳の男性が詐欺容疑で逮捕された事件です。
女性たちはマッチングアプリで容疑者男性と出会い、デートから交際に発展した後、水素水や整水器のレンタル契約など多数結ばされました。
その後、女性らがネットの掲示板で被害者の会を立ち上げ、兵庫県警に告訴状を提出し男性は逮捕されました。
ネットワークビジネス(マルチ)関連の事件も起きている
詳しくは報道されていませんが、ネットワークビジネス関連の事件も起きています。
充実した生活をアピールしていたり、お金持ち風に装っている人がいたら注意が必要です。
「良い人そうだと思って会ってみたらマルチ商法の人だった」という話も珍しくありません。
実際にマッチングアプリで知り合った人と会う際は気をつけてください。
被害に遭わないためにも、まずは信頼できる人か見極めることが大切ですよ!
詳しくはこちらの記事も併せてご覧ください。
マッチングアプリを使うことでたくさんの異性と出会うチャンスを掴めます。恋活・婚活...
【2021年4月】Omiai(オミアイ)の情報流出事件
恋活・婚活マッチングアプリOmiai(オミアイ)の年齢確認書類の画像データ、171万1千756件分(アカウント数)が流出した可能性が高いと運営会社は発表しました。
運営会社によると年齢確認書類は、
- 運転免許証
- 健康保険証
- パスポート
- マイナンバーカード(表面)
などで、重要性の高い個人情報漏洩インシデントについて、多くのメディアから報道されました。
なお、個人情報の不正流用は確認されていません。
その後、運営会社は再発防止策の徹底と万全なセキュリティ体制の再構築を進めています。
【2021年4月】滋賀県大津市で、会社員女性が1,230万円の詐欺被害
滋賀県大津市の女性会社員(32歳)が、マッチングアプリでやりとりしていた韓国人男性を名乗る人物に、外国為替投資名目で1,230万円をだまし取られた事件です。
女性は2月上旬に男性と知り合い、メールなどで「外国為替投資で膨大な収入がある」「私の口座を使って投資してみましょう」などと持ち掛けられます。
3月上旬、指定された銀行口座に現金550万円を振り込んだほか、680万円分の仮想通貨を送りました。
男性に証券会社の偽の投資用サイトを示されたため信用しましたが、女性は金の引き出しを拒まれ追加投資を提案されて不審に思い被害届を出しました。
【2021年6月】山形県でFX投資詐欺による3,000万円の被害
会員制交流サイト(SNS)を使って外国為替証拠金取引(FX)への架空の投資話を持ち掛けられ、50代男性が約3千万円をだまし取られた事件です。
被害者の男性はマッチングアプリを通じて知り合った女性などから、LINE(ライン)でFX取引への投資の金が必要と言われました。
そして十数回にわたって、現金計約3千万円を指定された口座に振り込みます。
被害者の男性が現金を引き出したいと伝えたところ、応じてもらえなかったことから警察に相談しました。
【2021年6月】女性を置き去りにし、財布から現金抜き取りドロン
マッチングアプリで知り合った女性(22歳)から、たった2日で現金を盗んだ疑いで、男性(23歳)が逮捕された事件です。
男性容疑者と女性被害者は、マッチングアプリで事件前日に知り合います。
その後2人はLINE(ライン)でやりとりを交わし都内で落ち合い、男性容疑者の足立区の自宅で過ごしました。
男性容疑者は女性被害者に「自宅まで送る」「コンビニで傘を買ってあげる」と告げます。
しかし入店する直前「マスクしてないから自分はダメだ」といって1人で車へ戻りました。
その後、女性被害者はコンビニで40分ほど待ちます。
しかしその間に男性容疑者は、女性のショルダーバッグの財布から現金およそ24,000円を抜き取り、バッグを路上に投げ捨て車で逃走。
男性容疑者は、同様の手口でも別件で逮捕・起訴されているということです。
【2021年8月】アプリを悪用したインド人の男性3人が外国人女性に性的暴行で逮捕
外国人と知り合えるという海外のマッチングアプリで知り合った外国籍の女性に性的暴行を加えたとして、埼玉県に住む22歳~25歳のインド国籍の男性3人が強制性交の疑いで逮捕されました。
女性と男性容疑者の1人はマッチングアプリを通じて出会います。
やがて男性は女性に性的関係を求めましたが、女性は連絡を絶ちました。
しかし別の男性がアプリで再び同じ女性と連絡をとり、3人で無理やり性的関係を迫ったということです。
【2021年9月】出会い系で女性装い客募集、売春斡旋容疑で逮捕
派遣型売春クラブの責任者や従業員らは、出会い系サイトやマッチングアプリなどを使い男性客を集客して、都内の渋谷区や新宿区の繁華街のホテルに女性従業員を派遣し2万円程度で売春をさせていました。
年間21億円以上を売り上げていたとみられる13人のグループは、警視庁により売春防止法違反(周旋)容疑で2021年9月28日に逮捕。
警視庁のサイバーパトロールで発覚した事件です。
【2021年10月】ボイスチェンジャーで女性になりすまし勧誘
主犯の男性容疑者は勧誘役の男性らに指示し、知人女性の身分証明書などを悪用したり、SNSから他人の顔写真を流用してマッチングアプリなどに登録。
ボイスチェンジャーアプリで女性を装い通話して、「上場すれば価値が10倍以上に上がる」などとと示唆して暗号資産の購入を勧めていました。
押収した販売記録などから、延べ1,130人に15億8,700万円相当の独自の暗号資産を販売していたことが判明。
大阪府警などが事情を聞いた購入者百数十人の一部は「取引や換金ができない」としているため捜査を進めています。
【2021年10月】狙いは高齢者の退職金、アプリで3億円奪った27歳女性
大阪府八尾市で、マッチングアプリで出会った高齢男性から1,600万円を騙し取ったとして、無職の女性(27歳)と自称投資家男性(50歳)が詐欺容疑で逮捕された事件です。
被害者は40人以上、被害総額は3億円にのぼるとみられています。
容疑者の女性は共犯の容疑者男性の指示のもと、奨学金や銀行のカードローンの返済があることを理由に高齢男性から金を借りていました。
しかし返済した形跡はほとんどありません。
被害者はほぼ全員が60代以上で最高齢は79歳、5,000万円以上騙された男性もいるとのことです。
女性容疑者は公立大学の医学部看護学科を卒業後、大学附属病院勤務を経て大手企業の保健師として働いていました。
犯行の手口は、女性容疑者がアプリで知り合った高齢男性と直接会い、相手に看護師免許を見せ借金を理由に同情を誘い金銭を要求するといった方法です。
女性容疑者は、巧妙なことに毎月0.1%を返済する借用書を書き、実際に振り込みもしていた模様。
それでも疑われた女性容疑者は、相手に対し「ストーカーとして被害届を出す」ことを盾にして、警察に相談できずに泣き寝入りしていた被害者もいました。
【2021年12月】マッチングアプリで誘い、無許可接待でぼったくり
2名の男性(23・25歳)と18歳の少女の3人は、東京・新宿区歌舞伎町の店で、マッチングアプリを通じて勧誘した男性客に対し、無許可で接待営業をした容疑で逮捕されました。
少女が初めて行くお店のように装って男性を連れ込み高額な請求をしていたということです。
警視庁には「ぼったくりではないか」など、苦情が30件ほど寄せられていました。
マッチングアプリで起こりうる具体的な危険なトラブル
マッチングアプリにまつわる具体的なトラブルを、危険度別でご紹介します。
間違ったマッチングアプリを選んでしまったり、何も考えずに相手と仲を深めてしまったりすると、これらのトラブルに見舞われる恐れがありますよ。
危険度MAX:犯罪に巻き込まれる
マッチングアプリで巻き込まれる可能性のある犯罪は、以下の通りです。
- 殺人
- 強姦
- 暴行
- 金銭トラブル
- 結婚詐欺(ロマンス詐欺)
- ストーカー
- 美人局(業者など)
実際にマッチングアプリや婚活サイトを使っていた女性が、知り合った男性に殺される悲惨な事件がいくつか発生しています。
マッチングアプリは少なからずヤリモクや体目当てのユーザーも存在するため、強姦や暴行を受けたという女性も多くいますよ。
そして金銭トラブルや結婚詐欺は、男女共に気をつけたいトラブルです。
マッチングした相手やデート相手がストーカーになる恐れもあります。
マッチングアプリのプロフィールは自己申告である部分が多いため、いくらでも身分を偽ることができてしまいます。業者や詐欺集団の可能性もあるので、安易に信じすぎないようにしましょう。
怪しいと思ったら、すぐに通報・ブロックで対処してください!
危険度中:トラブルに巻き込まれる
犯罪までいかない「危険度中」のトラブルは以下の通りです。
- マルチビジネスの加入(アムウェイ)
- 宗教の勧誘
- 既婚者
マルチビジネスとは、購入者が他の誰かにその商品やサービスを販売することで手数料を得るという形が連鎖していくことを言います。
マッチングアプリを使ってマルチビジネスを行う人がいて、「無料だから」「かならず儲かるから」と言って、高い商材などを買わせてくることがありますよ。
知り合いや友達を誘うように言われることもあるので、断る強い意志が大切です。
また宗教の勧誘をしてくる人も存在します。
「会社員が集まるセミナーがある」「自己啓発目的の集まりがある」と言って勧誘してくるので気をつけましょう。
中には既婚者が潜んでいるケースもあります。
以下の記事で既婚者の見分け方について紹介しているので、ぜひチェックしておいてくださいね!
マッチングアプリや婚活アプリには「既婚者」が含まれている可能性があるので注意しま...
業者の見分け方については、こちらの記事で解説しています。
男性と女性の出会いの場であるマッチングアプリには、自称投資家が存在します。とは...
危険度小:嫌な気分になる
トラブルまでいかなくても、つきまといなどの嫌がらせを受けることがあります。
実際に会っている時にされるケースもありますし、SNS上でされるケースもあります。
TwitterなどのSNSでやりとりを晒されることや、プロフィール画面のスクリーンショットを公開されることもあるので気をつけましょう!
マッチングアプリで危険人物に出会った時の対処法は、こちらの記事で解説しています。
出会いの手段としてマッチングアプリを使う人が増えていますが、インターネットを通し...
マッチングアプリを選ぶときの注意点
マッチングアプリは基本的には安全ですが、中には危険なアプリも含まれるので注意が必要です。会社情報が明確でない、年齢・本人確認が義務付けられていないものは危険な可能性が高いです。
悪質なユーザーに出会わないためにも、アプリをしっかりと見極めて利用しましょう。
運営会社がしっかりしている
一概に有名なアプリやサービスだから安心とは言い切れません。
また大手の会社だから安全だということでもないのです。
とはいえ小規模なアプリよりも、有名なサービスで運営会社が大手なら安全度が増すのは確かなので、選ぶ際の参考にしましょう!
本人確認ありのアプリを選ぶ
本人確認は、利用者が実在の人物であることを確認するために行われています。
審査には身分証明書が必要で、
- 運転免許証
- パスポート
- 健康保険証
- マイナンバーカード
などの写真を撮り、アプリ内から送信するだけなので簡単です。
安全なアプリは提出された身分証を目視で確認しているため、安全性が高くなっています。
マッチングアプリの年齢確認・本人確認については、こちらの記事を参考にしてください。
マッチングアプリは、年齢確認なしでメッセージのやり取りはできません。登録したら、...
インターネット異性紹介事業に届出済みのアプリを選ぶ
マッチングアプリは警視庁から「インターネット異性紹介事業」の届け出が義務付けられています。
インターネット異性紹介事業の目的は、出会い系サイトやマッチングアプリなどで起こる児童買春やその他の犯罪から18歳未満の児童を保護することです。
つまりインターネット異性紹介事業の認可を受けているマッチングアプリは、国の基準をクリアしているので安全ということになります。
反対に認可されていないアプリ危険なアプリなので注意しましょう。
Tinder(ティンダー)は以前まで危険だった...
世界中にユーザーがいる人気マッチングアプリが「Tindr(ティンダー)」ですが、以前までは本人確認・年齢確認なしでマッチ相手とチャットができました。
その背景もあって、業者や勧誘・ヤリモクが多く、「危険なアプリ」というイメージを持っていた方も少なくありません。
【2020年9月】Tinder(ティンダー)を使った美人局による強盗殺人事件
海外では、Tinder(ティンダー)がきっかけで起こった殺人事件があります。
これはTinder(ティンダー)を通じて出会った男性が、女性にお金を奪われ殺害されてしまった事件です。
容疑者の女性は、知り合いの男性と手を組んで美人局をしていて、アプリで知り合った男性をレンガ殴り、刃物で刺して殺害しました。
その後現金やバイク、貴金属など約68万円相当のものを奪ったそうです。
他にも2019年8月に、若手の登竜門である「ローザンヌ国際バレエコンクール」で3位入賞した経験のある25歳の男性容疑者の事件もありました。
Tinder(ティンダー)で知り合った女性が、18歳未満と知りながらみだらな行為をしたという事件です。
容疑者の男性は「性行為をするために、マッチングアプリを始めた」と供述ました。
現在はTinder(ティンダー)で年齢確認が実施されている
2021年8月現在では、Tinder(ティンダー)でもメッセージ交換の前に公的な身分証明書による年齢確認が必須になっています。
以前より安全度が大きくアップしていますよ!
作業自体は数分なので、Tinderを使う際は早めに年齢確認を済ませるのがおすすめです。
過去に事件も!出会い系アプリは危険
マッチングアプリと比較すると、出会い系アプリ(サイト)は危険性が高いです。
2002年には、出会い系サイトで知り合った女性に男性が騙されて犯罪を犯してしまう「和歌山出会い系サイト強盗殺傷事件」が起こっています。
事件当時よりは安全になりましたが、今でも本人確認は甘い傾向にあります。
出会い系アプリ(サイト)の例としては
- ハッピーメール
- PCMAX
- イククル
が挙げられます。
悪質なユーザーが紛れ込んでいる可能性があるので、利用しないようにしましょう!
過去に起きた事件をまとめた記事も、併せてご覧ください。
ハッピーメールでは、事件が多発しています。2018年には、ハッピーメールで援助交...
トラブル回避!安全なマッチングアプリの使い方
ではここから、安全なマッチングアプリの使い方のポイントをいくつかご紹介します。
ネット上で異性と出会える便利なツールですが、相手が危険人物かもしれません。
以下で解説するポイントをぜひおさえてくださいね!
①美人すぎる・イケメンすぎる写真には注意する
マッチングアプリでマッチングするには、プロフィールの写真が重要になります。
魅力的なプロフ写真は気になりますが、あまりにも美人やイケメンには要注意です。
そもそも美人やイケメンなら、わざわざマッチングアプリを使わなくても恋人を作れる可能性が高いです。
美人やイケメンすぎる写真を見かけたら、
- ニセ写真
- ヤリモク・美人局
- 業者
- サクラ
- 性格に問題がある
- 結婚詐欺師
- ホストの営業
といった要注意人物であることを疑いましょう!
②相手を信頼できないうちはLINE(ライン)交換はしない
マッチングした後に、アプリでやり取りを続けた後にLINE(ライン)などの連絡先を交換するのは個人の自由です。
とはいえ、マッチングアプリが月々定額制で利用できるので、他の方法でやり取りをする必要性は低いと思いませんか?
そのためアプリ以外の方法でのやり取りを提案してくる相手は怪しいです。
中でもやり取りを始めたばかりなのに連絡先交換を提案してくる相手は、あなたの個人情報を盗み取る業者の可能性が高いです。
相手を信頼できないうちは応じてはいけませんし、執拗にLINE(ライン)交換を迫ってくる相手とはやり取りをやめるようにしましょう!
マッチングアプリでのLINE(ライン)交換のタイミングについては、こちらの記事を参考にしてください。
マッチングアプリ(出会いアプリ・恋活アプリ)で仲良くなった相手とは、LINE(ラ...
③金銭要求があったらすぐに通報する
マッチングアプリで出会い、何度かデートを重ねた後でお金を貸して欲しいといったケースがあります。
場合によっては、数百万円~1千万円を超える被害に遭う人もいます。
金銭要求の例としては、以下のとおりです。
- 仕事の取引でトラブルになった
- 会社が倒産した
- 親(親戚)が入院した
- クレジットカードがストップした
- 今○○を購入すれば必ず儲かる、絶対に損はさせない
- 高級品をプレゼントしてくれる人と付き合いたい(結婚したい)
このように感情に訴えかけたり、専門用語を織り交ぜるパターンや、儲け話や色恋をイメージさせるなど、様々なバリエーションがあります。
しかしどんなに相手がタイプで信頼できそうだと思っても、何かしらの金銭要求があったらすぐに運営に通報するべきです。
他のユーザーに被害が広がらないためにも、自分だけで解決しようとするのはNGです!
こちらの記事ではマッチングアプリで結婚詐欺に遭遇したときの対処法と見分け方を紹介しているので、併せてご覧ください。
昨今マッチングアプリで出会った人と結婚することも珍しくない時代です。ただネットで...
マッチング相手と安全に初デートするための注意点
アプリでマッチングした相手と初めてのデートとなると、好印象をもたれたいと思う人がほとんどでしょう。
とはいえ、あまり意識せず初顔合わせ程度捉えるのがベストです。
気に入られようとするがあまり、相手からの要求に応じるのは非常に危険です!
安全に初デートするための注意点としては、
- 個人情報は極力漏らさない
- 昼間に2時間~3時間だけ会う
- 自宅から離れた場所で会う
- 人目の多い場所で会う
- 性的な誘いには絶対に乗らない
- 別れた後、尾行されないように注意する
があります。
初デートでお互いの人柄に触れたり趣味の話をすることは必須です。
しかし自分の電話番号や住所(だいたいの場所でもNG)、職場などをさらけ出すのは極力避けるようにしましょう。
また初顔合わせなので、昼間に2時間~3時間だけ会うのがベストです。
場所は自宅から離れた活気に溢れているところが向いています。
そして特に男性は性的な誘いには絶対に乗らないようにしてください。
美人局の被害に遭うかもしれませんよ!
別れた後でも油断禁物です。
相手があなたの自宅を知ろうとして、尾行するかもしれません。
尾行されているかを確認する方法は、デートした場所から離れていて、入り口が複数ある建物に入りましょう。
入ったらすぐに隠れて待っていると、同じ出入り口から入ってくるはずです。
距離のある場所で再び顔を合わせるのは不自然ですよね。
その後、道を聞くふりをして交番に立ち寄れば万全だといえるでしょう!
安全なデートをするためのポイントは、こちらの記事で紹介しています。
忙しくても気軽に恋活を行えるのが「マッチングアプリ」で、多くの男女に活用されてい...
ロマンス詐欺の見分け方は下記の記事を参考にしてください。
安全に出会えるおすすめマッチングアプリ
では最後に、おすすめのマッチングアプリを紹介します。
今回紹介するマッチングアプリは無料で登録することができます。
複数登録してみて自分に合ったサービスを利用するようにしましょう!
マッチングアプリの複数掛持ちして使うメリットについては、こちらの記事を参考にしてください。
マッチングアプリを何個も登録してる方に疑問を持つ方もいると思います。実はマッチン...
マッチングアプリの利用が不安な方は、こちらの記事をご覧ください。
男女の出会い探しに便利なツールが「マッチングアプリ(恋活アプリ・婚活アプリ)」で...
会員数No.1の王道アプリ「Pairs(ペアーズ)
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会員数が多い分、本人確認を必須で行ったり監視体制やカスタマーサポートを徹底していたりと安全性は日々向上しています。
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Pairs(ペアーズ)について詳しくはこちらの記事をご覧ください。
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マッチングアプリで起きた事件と危険性を下げる方法まとめ
今回は、マッチングアプリで起きた事件についてご紹介しました。
トラブルを回避するポイントを振り返ってみましょう。
- マッチングアプリではトラブルに遭うことがある
- 殺人事件など悲惨な事件も多数起きている
- マッチングした相手をしっかり見い極めることが大切
- 初デートでは明るい時間に人目のつく場所で!
マッチングアプリに潜んでいる危険を見落とさず、安全に出会いを探してくださいね!
公開日: 2019-06-06