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更新日:2022年7月20日

猫の作品に囲まれた寺院型テーマパーク!?加悦雅乃氏の作品やショッピング・体験も楽しめる京都府京都市の「猫猫寺」にデートでの楽しみ方をインタビュー!!

今回ご紹介するのは京都・八瀬、たくさんの猫のアートに癒されることができる世界的に見ても珍しい寺院型のテーマパーク「猫猫寺 開運ミュージアム」です。

寺社仏閣の修繕士である加悦徹氏が、築100年の古民家をお寺のように改築したこの場所は、猫作家・加悦雅乃(みやの)氏によって、襖絵から天井まで猫の作品が描かれていることが大きな特徴となっています。

また猫猫寺内には御本尊として「大日猫来」が祀ってあったり、羊毛フェルト教室や招き猫の絵付け体験などを楽しむことができるので、猫好きな方はもちろん、アートが好きな方や面白スポットが好きな方にもぴったりな場所なんです。

本日はそんな猫猫寺の館長である加悦徹さんに猫猫寺でできることや、見どころ、デートでの楽しみ方についてインタビューをしました。

目次

「猫猫寺 開運ミュージアム」について

「猫猫寺 開運ミュージアム」について教えてください

加悦さん:「猫猫寺 開運ミュージアム」は、古民家をお寺のように改装して、御本尊に招き猫・大日猫来(だいにちにゃらい)を安置した寺院型ミュージアムです。襖絵も天井も館内全てが猫・猫・猫の猫づくしのアートを楽しむことができます。

他にも招き猫絵付け教室や羊毛フェルト教室などの体験ができたり、雑貨スペースではアーティストさんの手作りのグッズの購入ができるのも特徴です!

編集部:「古民家を改装した寺院型ミュージアム」と聞いたときに、一体どんな施設なのだろうと思いましたが、見る・作る・購入することを通じて、館内全体でアートを楽しめることが特徴なんですね!京都を訪れた猫好きには絶対におすすめの場所だと思いました。

「猫猫寺 開運ミュージアム」の見どころ

世界的に有名な猫作家である、加悦雅乃(みやの)さんについて教えてください

加悦さん:雅乃は私の息子で、11歳の頃から作家活動をしており、17歳でサロン・ドートンヌ展に入賞した経験があるんです。こちらでは、彼の入選作品や受賞作品を間近で観ることができます。

一番目を惹くのは22匹の猫が描かれている「襖絵」で、こちらは猫猫寺がオープンしたと同時に描き上げた作品です。またNHKワールドの京都の襖の特集回で、現代の襖作家として紹介していただき、実際に作品制作をしているシーンも密着されたことがあります!

編集部:11歳の頃から作家活動をしていただけでなく、受賞歴やメディアへの出演歴もあるなんて新進気鋭の作家さんですね。作品もとても可愛らしく、それでいてどこか惹き込まれるものを感じ、ずっと観ていられそうだと思いました。

加悦さん:作品販売も行っており、シーズンに応じてコレクション展を開催しており、販売した瞬間に完売するくらい人気になっています。主に日本の方にご購入いただくことが多いのですが、コロナ禍以前は海外のお客さんの購入も多かったんですよ。

編集部:販売した瞬間に完売するなんてまさに今をときめく作家さんですね!海外の方からも人気があるということで、訪日外国人が増えてくるとさらに早く売れてしまうかもしれませんね。

御本尊「大日猫来」について教えてください。

加悦さん:猫猫寺のメインともいえる本堂には御本尊として「大日猫来」を祀っており、22方睨みになっている目が特徴的です。こちらはどの角度から見ても目が合うような作りになっています。玉眼という、ガラスの中に目とワタを入れる仏教美術の技法を用いて本格的に作られたものなんですよ!

編集部:御本尊の大日猫来は本格的に作られていることもあり、可愛らしさと同時に神々しさを感じます。寺社仏閣の修繕をされている徹さんの技術が詰め込まれているんですね!

「特別拝観」について教えてください

加悦さん:ここは地下にある空間を、猫の絵画たちに囲まれながら優雅に過ごす場所として、現在予約制で案内しているんです。

編集部:広々としており、猫の絵画に囲まれた空間は自然と顔も綻んでしまいそうですね。カップルの会話も弾みそうだと思いました。

加悦さん:元々音楽などのイベントや、アーティストの個展、洋服の展示の時などに開放していましたが、コロナ禍なので特別拝観として見学いただけるように、現在一日一組のみに開放しています。

編集部:1日1組限定という点でも特別感がありますね!イベントの際などどのような雰囲気になるのかも気になります。

「招き猫 絵付け教室」について教えてください

加悦さん:素焼きの招き猫にマジックで絵付け体験をしていただく教室を行っています。下絵を考えてから、素焼きの招き猫に水性ペンで書いてもらうので、簡単に気楽に楽しめるのが魅力です。絵を描き慣れていない方でも簡単に制作できるので、ぜひ京都観光の思い出にカップルで体験してほしいと思います。

編集部:塗り絵のようにそこまでハードルを感じることなく楽しめるので、カップルで楽しむ体験としてもうってつけですね。二人で一緒に制作しながら、出来上がった作品を見比べても盛り上がりそうです!

「羊毛フェルト教室」について教えてください

加悦さん:羊毛フェルトをやっている妻が講師となり、明るくアットホームな雰囲気で作品を作りたい方に向けて制作のお手伝いをしています。作品は思ったよりリアルな出来で、驚く方も多いです!

編集部:確かに本当の動物のようなフワフワ感がありますね!畳に座りながら羊毛フェルトの制作体験をすると、落ち着いた時間を過ごせそうで、集中して作品制作ができると思いました。

加悦さん:大きな作品を作りたい方の場合、1日で完成させることは難しいので、何回か通いながら一緒に制作しますよ。作りたいものによって柔軟にスケジュールを調整できるので、お気軽にお問合せください。

またできあがった作品は当然持ち帰ることも可能ですし、そこで作ったものを作品として売る方や、猫猫寺に置いていく方もいらっしゃいます。またこちらの教室は材料の用意があるので、予約が必要です。制作オーダーも承っていますよ!

編集部:時間をかけて大きな作品を作るいい機会になりそうですね。猫猫寺に置かれている作品を参考にしながら制作するのもいいなと思いました。

「雑貨スペース」について教えてください

加悦さん約150人の作家の一点ものの作品が多数置いてあり、販売も行っています。ごく一部は複製品も販売されていますが、ほとんどが一点ものです。いわゆるお土産ショップといった形ではなく、手作り感満載のアーティストショップとなっています。

編集部:雑貨スペース自体がショップというよりも、購入可能な展示品を見られるスペースといった方が適切かもしれませんね。どれも手作り特有の温もりや可愛らしさを感じるので、心惹かれた作品をおうちに迎え入れたくなりそうです。

デートスポットとしての「猫猫寺 開運ミュージアム」について

これまでに訪れたカップルの印象的なエピソードを教えてください

加悦さん:若いカップルによく来場いただくことが多いです。息子の結婚の際に出来上がったのが、天使の間という八面に描かれた襖絵で、インスタ映えもしますし、カップルにとても人気がありますね。

また館内の入り口近くに2本の御神木があるんです。ムクの木、サカキの木が重なり合うように立っており、その横には大きな磐座もあります。こちらには春日明神と住吉神の神様の二神が鎮座されていると言い伝えられているんです。

編集部:猫猫寺には2に由来がありそうですね。木も神も2に関係がありますし、22(にゃんにゃん)とも言えますよね!そう言った意味でも2人で訪れる場所にまさにぴったりだと思いました。

ウェディングフォトを撮ることもできますか?

加悦さん:結婚した方でこれまでに2組、ウェディングフォトを撮影に来たカップルの方がいらっしゃったんです!以前訪れた思い出のこの場所で恋愛が成就したとおっしゃられていたので、我々もほっこりしました。

編集部:猫をテーマにした寺院型テーマパークということで一体どんな場所なんだろうと気になりますし、実際に来てみたら猫好きの人にはたまらない展示内容なので、思い出に残ること間違いなしですね。フォトウェディングの場所として選ぶ気持ちもわかります!

「猫猫寺 開運ミュージアム」を訪れるカップルへのメッセージ

加悦さん:天使猫が描かれている「襖絵」などの猫に関する作品を見ながらゆったりしていただくのもいいですし、御本尊の前で愛を誓い合うのもいいと思います。思い出作りとして招き猫絵付け体験もおすすめですね。最後に雑貨スペースを見ていただいて、気に入ったグッズをお持ち帰りいただけるのもいいかと思います。

猫の手を借りて恋愛成就を祈願していただき、ぜひ末永く幸せになってほしいです!京都を訪れた際にはぜひ訪れてみてくださいね。

編集部:雅乃さんの猫の作品や、猫をデフォルメして制作された大日猫来を見たり、招き猫絵付け体験をしたり、猫の作品が販売されている雑貨スペースを眺めたりと、館内の全てが猫への愛に溢れた空間となっているので、猫好きなカップルの方は絶対に来場した方がいいですね!京都でいつもと少し変わったデートを楽しみたいカップルの方は、ぜひ「猫猫寺 開運ミュージアム」を訪れてみてくださいね。
加悦さん、本日はお忙しい中ありがとうございました。

基本情報

住所

〒601-1253 京都府京都市左京区八瀬近衛町520

電話番号

0757462216

営業時間

10:00-17:00(土日祝 18:00)

定休日

火曜日

公式HP

http://nyannyanji22.www2.jp/

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