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更新日:2022年2月14日

春の花チューリップが一年中楽しめる!?チューリップの球根出荷量No.1の町・富山県砺波市のチューリップ四季彩館にデートでの楽しみ方をインタビュー!

今回ご紹介するのは、砺波平野の中心に位置し、花と緑のまちとして有名な富山県砺波市にある文化と観光、緑花を兼ね備えた施設「チューリップ四季彩館」です。

施設の名称でもあるように、こちらでは何種類ものチューリップを楽しめるのはもちろんのこと、春の花チューリップを一年通して鑑賞することができ、他の季節の花々とのコラボレーションを楽しめる世界で唯一の施設となっています。

またチューリップについて学ぶことができる「アンダーファーム」や、この施設でしか味わうことができない「ちゅーりっぷソフトクリーム」を販売している「カフェかくれ庵」チューリップに関するグッズが多数販売されているミュージアムショップもあるんです!

今回はそんなチューリップ四季彩館の楽しみ方や施設・チューリップについて、また定期的に開催されているイベント・デートでの楽しみ方などについて、管理係兼緑花推進係長を務める金平さんにインタビューしました。

目次

「チューリップ四季彩館」について

「チューリップ四季彩館」の概観を教えてください

金平さん:「チューリップ四季彩館」は、施設のある砺波市がチューリップの球根出荷数日本一を誇っている場所であることから、地場産業を盛り上げようということで作られた施設になります。そのためただ鑑賞するだけでなく、チューリップについて学ぶことができる「アンダーファーム」や、館内散策で疲れてもひと休みできるカフェなどがあるので、ゆっくり時間を忘れて楽しむことができる施設となっています。

編集部:チューリップは富山県の県花、砺波市の市の花ということで、チューリップにまつわる情報発信の拠点になっているんですね!「砺波チューリップ公園」も隣接されており、チューリップが好きな方は絶対に伺ってほしいですね。

金平さん:チューリップは基本的に春に咲きますが、こちらでは促成・抑制の栽培方法で開花時期を調整し、一年中展示できる環境を整えています。そのため他の季節の花々とチューリップが一緒に咲いており、そのコラボレーションを見られるのが魅力なんです。

5月は紫陽花、6月はゆり、7,8月は熱帯植物を、9,10月は菊をハロウィンの装飾と合わせて展示しています。11,12月にはポインセチア、シクラメンとともにクリスマスの展示を、1月に入るとシンビジウムや縁起物植物を使った正月の展示に合わせてチューリップを育てているんです。

編集部:春の花として知られているチューリップが他の季節の花々と並んで見られるのは不思議な感じがしますね。非日常感が味わえるのでデートスポットにはぴったりですね。

「チューリップ四季彩館」の見どころ

「ワンダーガーデン」について教えてください

金平さん:春の花であるチューリップと季節の花々のコラボレーションを楽しめるのが「ワンダーガーデン」です。この中心には直径2.7m、高さ3.7m弱の筒型のガラスでできた「チューリップパレス」があり、504本の様々な色と品種のチューリップが挿されています。きれいなたくさんのチューリップに包まれて、まさにチューリップの王宮なんです!

編集部:花壇に咲いているチューリップも綺麗ですが、ガラスの中で整然と並んだチューリップもとても可愛らしいですね。それぞれ色や品種が違うことでどの角度から撮っても違った写真が撮影できることも面白いと思いました。

金平さん:その一角にあるのが「パレットガーデン」で、四季を通してチューリップが5,000本展示されています。四方が鏡に囲まれていて中に入ると360度チューリップに囲まれた万華鏡の中にいるような気分になれるのも特徴です。

編集部:5,000本のチューリップが屋内に展示されているなんて、花の香りに包まれて心も落ち着きそうですね!万華鏡のように作られていて、まるでチューリップの世界に迷い込んだみたいです。

「アンダーファーム」について教えてください

金平さんチューリップ伝来の歴史や未来の姿を学べるのが「アンダーファーム」です。チューリップについてよく知ってもらうために作られた施設で、館内の「球根シアター」には球根の大きな模型もあったり、栽培方法やチューリップの歴史を学んだりすることができます。

金平さん:年表形式になっていたり、マンガチックな絵で教えてくれたりと、楽しみながら学べるおすすめの場所です!四季彩館の秘密である、一年中チューリップを咲かせることができる栽培方法も教えてくれますよ。

編集部:ただ観賞しに行くだけでなく、チューリップの知識を楽しく学べるのも、地場産業として情報発信しているチューリップ四季彩館の魅力なんですね。チューリップを一年中栽培できる方法はとても気になります!

レストランやカフェについて教えてください

金平さん:「カフェかくれ庵」では、ランチプレートを中心に様々な料理を提供しています。おすすめは地元ブランドである素麺を使った「白エビかき揚げそうめん」です。実は砺波市は、160年以上の歴史を持つ手延べ素麺「大門素麺」の生産地で、あたたかいにゅうめんとして提供しています。富山県の名物白エビのかき揚げの上に、たくさんの白髪ネギが乗っており、強いコシとやわらかな味が特徴の商品です。

金平さん:また食後にぴったりなちゅーりっぷソフトクリームも販売しています。ピンク色で見た目も可愛く花のエキスが入っていてとても美味しいです。

編集部:「白エビかき揚げそうめん」は富山と砺波市の特産品でできているので、口いっぱいに富山県を感じられそうですね。またチューリップの香りを味覚で体験することはほとんどないと思うので、こちらに伺った際はぜひチューリップソフトも食べていただきたいですね。

お土産やグッズについて教えてください

金平さんこちらの施設の特色を活かした、チューリップに特化した商品を多数取り揃えています。人気があるのは花の部分がキャップになっている「チューリップ歯ブラシ」です。他にもチューリップのスカーフやネクタイ、スリッパなどのアイテムを販売しています。

金平さん:他には香水も人気ですね。元々チューリップは香りが強くない花ではあるのですが、その中でも香りの強い品種から作られています

「チューリップ四季彩館」のイベントについて

「となみチューリップフェア」について教えてください

金平さん:砺波チューリップフェアは、「花が彩る 星の数ほど愛と希望(ゆめ)」をテーマに今年も開催されるイベントで、砺波市と砺波市観光協会、そして我々砺波市花と緑と文化の財団が主催している国内最大級の花の祭典となっています。例年、国内外からなんと約30万人もの来場者が訪れるんです。

300品種300万本のチューリップをさまざまな形で観賞できるのが特徴で、チューリップタワーやチューリップスカイウォークから大花壇の地上絵を見下ろすのが特におすすめとなっています。立山黒部アルペンルートの雪の大谷をイメージした高さ4m長さ30mの「花の大谷」や水上花壇、ハート型花壇、オランダ風花壇などが用意されており、本当にたくさんのチューリップと出会える見どころ満載のイベントなんです。

編集部:300万本のチューリップの咲き誇る姿は壮観ですね。チューリップにこだわっているイベントは全国でも珍しく、ここまで多彩に演出している場所はなかなかないと思うので、ぜひ行ってみたいと思いました!

「となみチューリップ球根まつり」について教えてください

金平さん:秋には球根組合とタイアップして「となみチューリップ球根まつり」を3-4日間ほど開催しています。皇室献上品種やここでしか買えない球根も含め、100品種以上のチューリップの球根を通常価格の2割引で販売しているんです。パンジーやビオラなどの花苗の販売や、チューリップの寄せ植え体験教室などのイベントも開催しており、例年10,000人ほどにご来場いただいています。

編集部皇室献上品種のチューリップが存在しているのは初めて知りましたし、ぜひお家でも育ててみたいと思いました。チューリップ以外の花苗を購入できたり、体験コーナーも充実しているということで、ゆっくり楽しめそうなイベントですね。

「春を呼ぶチューリップ展」について教えてください。

金平さん1月末から2月中旬には「春を呼ぶチューリップ展」を開催しています。こちらはプリムラやラナンキュラスなどの早春の花々とともに、促成栽培のチューリップ1万本を楽しむことができる、チューリップフェアのプレイベントなんです。切花の販売なども行ったり、電気で動くミニSLも走っていたりと、小さな子どもから大人まで楽しめるイベントとなっています。

編集部:春はチューリップのイメージが強いので、この機会に取り寄せてプレゼントするのもおすすめです。切り花なども2月のバレンタインデーにぴったりなプレゼントだと思いました。

デートスポットとしての「チューリップ四季彩館」について

これまでに訪れたカップルの印象的なエピソードを教えてください

金平さん:二人で訪れて各所で写真を撮影してインスタグラムなどにアップしていただいてる姿をよくお見かけします。たとえばクリスマス展示の時は館内のイルミネーションなどでいい写真が撮れたりするんです。またパレットガーデンは万華鏡のような違った写真が撮れるのでおすすめします。

編集部:ただでさえインスタ映えするチューリップがこんなに美しく展示されている場所は、まさに絶好のインスタスポットといえますね。ロマンチックで心に残る写真が撮れること間違いなしです!

「チューリップ四季彩館」を訪れるカップルへ

チューリップ四季彩館を訪れるカップルへのメッセージをお願いします

金平さん:一年中チューリップが見られる施設なので二人仲睦まじい写真を撮っていただいて、他の花々と美しいチューリップのコラボレーションを見て楽しんでいただければと思います。写真を撮る時にも目線から撮影してみたり、下からや自撮り棒などで上から撮ることなどもおすすめですよ。

それを見て一年中咲いている理由が気になった後は、「アンダーファーム」でチューリップについて学んでみてください。富山県を訪れる花々や自然が好きなカップルの皆さん、一年を通してチューリップを鑑賞できる、チューリップ四季彩館にぜひお越しください。

編集部:「チューリップパレス」や「パレットガーデン」でカラフルなチューリップを背景に撮影すると、幻想的な写真が撮れそうですね。チューリップを見て楽しんだ後は「アンダーファーム」で、栽培方法や歴史について学べるのも、地場産業であるチューリップを発信するチューリップ四季彩館だからこその体験だと思いました。

また、見て学んだ後は、「ちゅーりっぷソフトクリーム」を食べて、チューリップの香りをお口で堪能するのも忘れないでください。富山県を訪れるカップルはぜひチューリップ四季彩館を訪れてみてくださいね。金平さん、本日はお忙しい中ありがとうございました。

基本情報

住所

〒939-1381 富山県砺波市中村100番地1

電話番号

0763-33-7716

営業時間

9:00~18:00(最終入館17:30)

入館料

一般(高校生以上):310円
シニア(65歳以上):250円
小・中学生:160円
小学生未満:無料

公式HP

http://www.tulipfair.or.jp/

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