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更新日:2022年6月14日

388年の歴史を持つ日本最大の金銀山!?鉱山ならではの景色を堪能でき、最新技術を用いた坑道探検まで楽しめる、新潟県佐渡島にある「史跡 佐渡金山」にデートでの楽しみ方についてインタビュー!

今回ご紹介するのは近代化産業遺産に登録され世界遺産候補にもなっている、新潟県佐渡島の観光施設「史跡 佐渡金山」です。

こちらは日本最大の金銀山として、江戸時代から388年にわたって金や銀を採掘し続け、日本産業の近代化に貢献した場所で、佐渡金山の歴史を学んだり実際の坑道をコースごとに散策できる施設となっています。

また世界初の「産業遺産×MR」として4月からオープンした「ISLAND MIRRORGE」という、歴史ある史跡佐渡金山の坑道を最先端技術とともに楽しめるアトラクションもあるんです。他にも四季に応じた景色を楽しめますし、佐渡金山ならではの食事処やお土産ショップも充実しており、デートにぴったりな見どころ満載の施設となっています。

本日はそんな史跡佐渡金山の歴史、それぞれのコース、デートでの楽しみ方などについて、広報担当の名畑さんにインタビューしました!

目次

「史跡 佐渡金山」について

「史跡 佐渡金山」の歴史を教えてください

名畑さん:実は佐渡島には鉱山跡が50箇所以上もあり、その中でも相川地区の金銀山跡地が観光地「史跡 佐渡金山」として広く知られています。 

編集部:そうなんですか!一つの佐渡金山というものがあるのかと思っていました。 

名畑さん:佐渡の金銀山の一番古い歴史は11世紀頃の西三川地区の砂金山ですが、相川地区の金銀山は1601年に開山されています。それから徳川家康は佐渡島全体を幕府の天領とするわけですが、この小さな佐渡島の金が幕府の財政を支え続け、明治政府の管轄となり、明治時代になると政府管轄の官営鉱山となります。明治22年には宮内庁御両局所管(皇室の財産)となり、明治29年には民間(現在の三菱マテリアル)に払い下げられ、最終的に平成元年まで稼働していました。

編集部:そんな最近まで採掘されていたんですね!歴史遺産だと思っていたのですが、まさか自分の生まれた年にも稼働していたとは…! 

名畑さん:平成元年に鉱山としての天寿を全うした相川金銀山ですが、並行して昭和45年から観光施設「史跡佐渡金山」をオープンさせていました。

編集部:実際の鉱山跡を公開したんですね!鉱山としての生産量はどのくらいだったんですか?

名畑さん:金が78t、銀が2,330tです。平成元年まで日本一だった産金量も平成15年に九州の菱刈鉱山に抜かれてしまったのですが、産銀量は未だに日本一です、、、加えて、生産量だけが鉱山の価値ではない!と、私は思っています。

既に高度な鉱山技術が発達した現代の鉱山採掘では、技術の革新がなされる前に資源が尽きてしまいます。しかしながら、この相川地区の金銀山は原始的な手掘り採掘がスタートであった為、長い年月をかけて徐々に技術が革新される様子がはっきりとわかるという点でもとても稀有な鉱山跡なんです。

編集部:気が遠くなるくらいの年月、技術発展を繰り返しながら採掘を続けた訳ですね。実際にこの場所を見学することで、日本鉱山界をリードした鉱山の歴史を、肌で感じることができそうだと思いました。

「史跡 佐渡金山」の見どころ

「宗太夫坑 江戸金山絵巻コース」について教えてください

名畑さん:こちらは400年以上前、江戸時代に手で採掘をしていた様子を、人形などを使って再現したコースとなっています。

編集部:当時は手で掘っていたんですね。何を元に再現したのですか?

名畑さん:コースの名前にもあるように、当時の採掘の様子の詳細が記録された「佐渡金山絵巻」を元に当時の採掘作業を忠実に再現したものです。 我々が想像して創り出したものでなく、江戸時代のリアルな採掘現場ですね。

編集部:思ったよりリアルに描かれている絵巻なんですね!

名畑さん坑道の開削は1日に10cm程しか進まないとても大変だった作業といわれており、その様子が人形で細部まで作り込まれているので、先人の苦労に感銘を受ける方も多いです。

編集部:まさに気が遠くなるような作業だったんですね……。

「道遊坑 明治官営鉱山コース」について教えてください

名畑さん:こちらは明治32年に開削され、機械を使って掘られた近代的な坑道を見学するコースです。当時の日本金属鉱山で初めて完成したエレベーターを利用し、鉱石を乗せたトロッコが走ったトンネルです。ちなみに、坑道の総延長は400kmとされています。

編集部400km??佐渡から東京までの直線距離とほぼ一緒ですね。また、明治時代には既に機械を使って採掘していたということにも驚きました。

名畑さん:見どころは「道遊の割戸」という、山を手斧で真っ二つに断ち割ったような形になっている場所を間近で見られる点です。

編集部:自然には絶対にできない特徴的な形ですね!

名畑さん:「道遊の割戸」を眼前に臨みながら、当時のままの姿で残っている坑道を含め、トロッコや機械工場、粗砕場など多くの鉱山設備・設備跡を見学することができますよ。 

編集部:自然の絶景に癒されながら、当時の機械についてや、坑道について知ることができるのは一回で二度楽しめますね。

「ガイド付き 産業遺産ツアー」について教えてください

名畑さん:開山以来388年間金鉱石を採掘を続けた佐渡金山周辺には金銀生産に関連する数多くの産業遺産が点在しています。現存する産業遺産を巡り、一連の金銀生産システムをガイドがご紹介するコースです。

編集部:廃墟好きや佐渡の歴史に興味を持っているカップルにはぴったりのコースといえますね。

名畑さん:70分間を通して採掘から破砕・選鉱・製錬・港を全て見てみると、388年という歴史の重みや壮大なロマンを感じることができることでしょう。

編集部:どれも当時の空気感をそのまま纏った独特の雰囲気を放っていますね。実際に目にして感じるものもありそうだと思いました。

名畑さん:しかし、、残念ながらこちらのコースは10名様以上の団体のみでお受けしております。各見学場所は無料で見学可能ですので、カップルの皆様方はご自身で遺跡にお立ち寄り頂き、自由な時間をお過ごしください。

また、ツアー見学場所である北沢地区の「浮遊選鉱場」と「シックナー」は現在ほぼ一年中ライトアップされています。夜は昼間とは違った雰囲気をお楽しみください。

「ガイド付き 山師ツアー」について教えてください

名畑さん:江戸時代初期の山師が14年もの歳月をかけて400mを掘り進め、ついに大鉱脈を発見し大稼ぎしたという、味方与次右衛門が採掘した「大切山坑」の中を実際に探検できるのがこちらのツアーです。

編集部:実際の坑道を歩くことができるのは、時を超えた貴重な体験ですね。

名畑さん当時の実際の坑道なので舗装をされていない真っ暗な穴の中に、ヘルメットと長靴で入っていくような形になっています。

編集部:まるで鉱脈を見つけにいく冒険家のような気持ちを味わうことができそうです。

「ISLAND MIRRORGE」について教えてください

名畑さん:こちらは昨年の4月からスタートした最新型のアトラクションコースです。MRグラスをかけて洞窟内を歩いてもらい、プロジェクションマッピングによる空間演出も相まって幻想的な世界を体験していただけます。

編集部:ただでさえ暗い洞窟をグラスをかけて歩くのは、少しドキドキしますね。一体何が起こるんでしょうか? 

名畑さん:グラスを通して洞窟の立地を生かした映像作品が映し出されるんです。歩くにつれて、金鉱石の精霊やモンスターと出会うことができますよ!

編集部:暗いからこそ映像が映えますし、臨場感あふれる体験ができそうです! 

名畑さん:そうなんです。産業遺産という性質上、洞窟内部を改修できないので、MRによって新しい体験を提供する事にしました。産業遺産×MRは世界初の試みなんですよ!

編集部:展示されている理由も大変興味深いです。カップルにぴったりな体験でとても、盛り上がりそうだと思いました。

「史跡 佐渡金山」の施設について

「金山茶屋」について教えてください

名畑さん現在は完全予約制(10名様以上のみ)で個人様向けではないのですが、佐渡の名産や金山ならではのものが食べられるレストランになっています。

編集部:団体で伺う際には是非予約したいですね!

名畑さん:おすすめは「金山カレー」です。こちらは佐渡金山のシンボル「道遊の割戸」をイメージして、ご飯を盛り付けており、上から金粉をふりかけたカレーとなっています。

編集部:道遊の割戸の再現度の高さに驚きました!盛り付けの技術がとても高いですね。

名畑さん:他にも「金山そば」も人気商品となっています。金粉入りの岩のりを金山に見立て、めかぶで佐渡の豊かな緑を、海老天で当時金鉱を輸出していた港を表現しているんです。

編集部:料理全体で佐渡金山を表現しており、まさにここでしか食べることのできないメニューですね!

「お土産コーナー」について教えてください

名畑さん:こちらは出口に併設されており、金に関した商品をたくさんご用意しています。人気があるのは「埋蔵金最中」です。

編集部:興味深い名前ですね。どういった商品なのでしょう?

名畑さん:蓋を開けると6個の最中が入っているだけに見えるのですが、なんと最中の下に小判型のチョコレートが入っているんです。(最中6個と小判型チョコレート16枚入り)

編集部まるで時代劇の悪役の気分になれますね笑。遊び心が満載で訪れた際にはぜひ購入したいと思いました。

名畑さん:他にも、坑道で寝かせたコーヒーもおすすめしています。佐渡金山坑道内で熟成させることで、甘みが引き立つ爽やかな味わいになるんです。

編集部:佐渡金山の歴史に思いを馳せながら飲むコーヒーは一体どんな味わいになるのか、とても楽しみです。

デートスポットとしての「史跡 佐渡金山」について

これまでに訪れたカップルの印象的なエピソードを教えてください

名畑さん:「日本一周する」というカップルが開始2日目に佐渡にいらしたのはとても印象に残っています。彼女にプロポーズするためにと、貴金属をバレないように購入していったんです。

編集部:旅のどのタイミングで渡したかとても気になります。上手くいっているといいですね!

思い出に残るような写真スポットを教えてください

名畑さん佐渡金山は四季ごとに、その景色を楽しむことのできる場所です。特に秋は紅葉がとても綺麗なのでおすすめです。色付きのピークは10月後半~11月上旬の1週間ほどしかないので、ぜひホームページの新着情報などを確認してお越しいただきたいと思います。

編集部:山自体が真っ赤に染まる様子はとても綺麗ですね。紅葉の時期が短いのも、特別感があっていいと思いました。

名畑さん:春のシーズンの桜並木も有名なのですが、こちらはシックナーと同様に、夜には期間限定でライトアップをしているんです。佐渡金銀山の特徴的な建築物を背景にライトアップされた夜桜は、他では見られない魅力がありますよ。

編集部:夜桜というだけでも趣深いのに、佐渡金山をバックにした夜桜なんてとてもロマンチックですね。

「史跡 佐渡金山」を訪れるカップルへのメッセージ

「史跡 佐渡金山」を訪れるカップルへのメッセージをお願いします

名畑さん:「史跡 佐渡金山」は観光コースや売店などを含めて観光のお客様が楽しめるようなコンテンツを多数用意しています。また「佐渡島の金山」は、2021年度世界文化遺産国内推薦に選定され注目を集めており新潟県と佐渡市は来年の本登録を目指しています。佐渡金山の388年の歴史を是非、現地で味わってください!

編集部:佐渡島には漠然と金山の島というイメージしかありませんでしたが、ここまで魅力的な探検コースや食事、売店、景観が楽しめるとは思いませんでした!豊かな山や海も楽しめるということで、ぜひ料理や景色とともに佐渡金山の深い歴史を肌で感じ、佐渡島全体を通して楽しい時間を過ごしたいと思いました。 

新潟県への旅行を考えているカップルや、歴史が好きなカップルの方はぜひ史跡佐渡金山を訪れてみてくださいね。名畑さん、本日はお忙しい中ありがとうございました。

基本情報

住所

〒952-1501 新潟県佐渡市下相川1305番地

電話番号

0259-74-2389

コース料金

公式HPをご覧ください

営業時間

8:30-17:00

公式HP

http://www.sado-kinzan.com/

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